HA Tower
Tokyo 2011
Project Team - Will Galloway, Koen Klinkers, Francois Blanciak, Paul Mak, Misuzu Yoshikawa
Structure - Alan Burden (Structured Environment)
Status- Preliminary Design
Area - 850m2
ha タワー 東京都港区 2011 プロジェクトチーム:クン・クリンカース、ウィリアム・ガロウェイ、フランソワ・ブランシアック、ポール・マック、吉川美鈴 構造:アラン・バーデン(structured environment) 初期設計完了 サイズ - 850㎡のレジデンシャルタワー
日本政府が支援してきた何十年にも及ぶ地方分散化の後、東京では再び都心部での生活が推進され始めた。その結果、住宅用の中高層階タワーの数々が都心部に集中するようになった。 それらビル群は集合体として新たな都市タイポロジーの基準を型取り、建物の高さを象徴とするものの、思いのほか周辺環境を否定し安価にできる同じタイプの住戸の積み重ねを優先しているかのようである。そのため、このような手法では住みやすい外部空間の欠如へとつながってしまう。 バルコニーはあるが技術的なものにすぎず、屋外設備や避難経路システムとして設計されることが多い。よって、さほど大きくないテーブルや椅子でも置くスペースがなかなか見つけられないことが常である。 そのため、オープンな外部空間を望む人たちは都心を離れ、地方のファミリータイプの家に住むことが余儀なくされることがほとんどである。 haタワーは周辺環境を受け入れるハイブリッド・モデルを提案することで景観を部屋の中心まで引き込み、一方で通常は郊外でしか見られない広いオープン空間を提供する。この角敷地は港区東麻布に位置し、地下鉄や電車が何本も通る駅や芝公園そしてランドマークである東京タワーから徒歩圏内にある。敷地は130㎡ほどの小さいもので、8階建てが最大限である容積率により制限されている。 より住みやすい都会のタイポロジーを作り出すにはある程度の機会主義的発想が必要となる。この敷地では、地面からただ単にフロアを重ねるだけでは達することのない高さの余裕があることがわかった。そのため、フロアを切り離して高さ制限いっぱいの最高地点から下に向けて設計をすれば、大きな屋外空間をつくることができ、居住空間を外部へと延長することが可能となる。そうすることにより、都会の高層部でより大きな居住空間をつくることができる。このように、都市景観が玄関部分で止まってしまうのではなく、家の中にまで広がりを持たせ、内部を活気づけることができるようなタイポロジーを試みている。 この手法を採用することにより、住戸毎の空間に変化をもたらし、自然にさまざまな種類の住戸を作り出すことができる。低層階ではルーフデッキがリビングルームと都市を直接的に繋ぐ役目を果たしており、中層階では大きなバルコニーが中二階と共に彫り出され、また高層階では吹き抜けの住戸が高さと景色を活かし、文字通り空へと広がって行く。 |